フレンチアンゴラ

毛皮利用のために品種改良されたウサギ

アンゴラ種は、毛皮を利用するために品種改良をされたウサギの品種の1つです。
原種はトルコのアンゴラ地帯であったことから「アンゴラ」という名称がついており、フレンチアンゴラの他にもイングリッシュアンゴラという種類があります。

日本では昭和初期にペット用として大流行した時期があり、日本各地で品評会が開催されるほどの大ブームが起こりました。

アンゴラ種に共通しているのは長い被毛で、短いものでも8cm程度の毛並みが全身を覆っています。
冬用の衣類としてコートやマフラー、手袋などに「アンゴラ」という名称の素材が使用されているのもよく見かけますが、これらはいずれもウサギの毛を刈って使用をしています。

しかし日本国内で見かけるアンゴラ衣類の原材料は中国から輸入をしており、そこでのアンゴラウサギの毛を刈る作業がかなり残酷な方法によるものだったことが伝えられるようになりました。

それを受けて2013年頃から大手ファッションブランドはアンゴラを使用した衣類の使用を中止するようになっており、ここ数年で急激にアンゴラ製品が見かけられなくなりました。

ペットとしてのアンゴラは収取困難なレア種として1体あたり10万円以上で取引をされることもあります。
しかしフワフワの被毛のほどよい肌触りが高い人気となっており、ウサギ好きから好まれる品種として挙げられています。

日常のケアにブラッシングは必須です

同じアンゴラ種でも、イングリッシュアンゴラとフレンチアンゴラはかなり見た目の雰囲気が異なります。

どちらもウサギの中型種として成長すると3.5~4.5kgくらいの重さになるという点では共通をしているのですが、イングリッシュアンゴラが全身くまなく長毛に覆われているのに対し、フレンチアンゴラは顔や耳など部分的に短毛の部分があります。

アンゴラ種としてARBAが公認している品種は全部で4種類あるのですが、最も有名なのはイングリッシュアンゴラでついでフレンチアンゴラとなっています。

どこが顔かよくわからないという見た目がイングリッシュアンゴラの特長なのに対し、顔つきがわかりやすいのがフレンチアンゴラです。

そのためウサギ自身が毛皮をまとっているかのような上品な印象があり、体毛が短く濃い色味をしている耳が独特の容姿を作り出します。

もともとの原種も長毛種でしたが、毛皮を採取するためにさらに体毛が長くなるようにと品種改良が加えられているので、ほとんどの個体は自分の体毛を自身で管理することができません。

自宅で飼育をする場合には日常のケアでしっかりブラッシングをしてあげないと毛が絡まって身動きがとりにくくなったり、被毛の下に皮膚病を起こしてしまったりします。

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