うさぎの習性と能力

基本は夜行性ですが順応能力は高い

ウサギの原種は世界各地にいたとされていますが、現在飼育用のウサギのもととなっているものの大半はヨーロッパ地域に生息していたものを元にしています。

中でもイベリア半島周辺~アフリカ大陸北東部の範囲に生息していたアナウサギが最も有名で、自然に生息域を広げていくととにも人為的な移動によって数を増やしていきました。

日本国内において野生の野うさぎとして長く生息していたのはノウサギ属のユキウサギとニホンノウサギ、アマミノクロウサギ属のアマミノクロウサギなどでしたが、ヨーロッパ産のアナウサギが入ってきたことでそちらが主流となりました。

日本固有の野生のアナウサギ類はいないのですが、現在日本国内の山林で見かける野生のウサギのほとんどがアナウサギです。

野生で生活をするウサギは国産種・外来種ともに共通した習性を持っています。
生息地域は食糧が豊富な草原や森林、草木の多い丘陵地帯で、一夫多妻制もしくは親と子うさぎとからなる群居を好みます。

基本的には夜行性で昼間は穴を掘ってその中で家族とともに過ごし、夜になってから食糧を探しに出かけます。
主な食糧は草や木の皮などで過酷な環境に置かれた場合には草の根や茎、枝や硬い樹皮を食べることもあります。

野生のウサギの寿命は平均5年とされていますが、ペット用として安全な環境で飼育をされた場合には10年を超えて生きることも珍しくありません。

ペット用として飼育されたウサギは夜行性ではなく昼行性に生活スタイルを変更することもでき、生物としての順応性の高さも飼育用動物としての人気の理由です。

大きな耳介は集音効果と体温調節を兼ねる

ウサギといえば何と言っても最も特長的なのが大きくて長い耳介です。
種類によっては耳の小さなネザーランドドワーフやホトトといった品種もいますが、基本的には大きな耳が頭の上についていることで共通しています。

大きな耳介は遠くの音を素早く集めることができます。
同時に体温調節をする役割も担っており、高温の環境においては体温を下げる役に立ちます。

大きな耳を持つ進化をした理由は草食動物として猛禽類や肉食動物から捕食される危険にさらされているからで、素早く天敵から逃げるために後肢が発達しているところも特長です。

素早く動けるように体が軽量化されており、同じくらいのサイズのネコと比較をすると骨の重さは1/3程度にとどまります。

しかし軽量化をすることによりその分骨がもろくなってしまっているという欠点もあります。
室内で飼育をするときには、体に負担をかける肥満体質を防ぎ、過度な運動を防ぐようにしないと知らずに骨折や脱臼をしてしまっていることもあります。

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